ジェニファー・マーチンの特報!クソ株ウォッチ!

しょうもない投資家が、日々のクソ株のニュースをお伝えします。

あやういブックオフの戦略転換

ブックオフがどうやら、買い取り価格の本の綺麗さ・出版時期の考慮だけでなく、トレンドで買い取り価格を変えるという、言ってみれば従来のそこらへんにある古書店と同じ手法に近づきつつある。

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元々ブックオフはこの従来の古書店の買い取り手法を全否定し、どんなバイトでも短時間に買い取って、最初は定価の半額・在庫として滞留し始めたら105円に切り下げて売るという手法を取っていた。

これにより、従来の古書店に対して大幅なコスト削減および柔軟な価格設定により、ブックオフは躍進してきた。

 

しかし、最近では買い手に取っても、売り手にとってもアマゾンのマーケットプレイスの利用の方が利便性が高くなりつつあった。本の買い手にとっては、わざわざブックオフに行って時間かけて探すより、ポチった方が楽で、しかも時々ブックオフより安い価格で流通していたりする。一方で本の売り手はブックオフで売るよりもアマゾンのマーケットプレイスで売却した方が利益が高かったりする。アマゾンのマーケットプレイスが出来てから、せどりというブックオフでマーケットプレイスよりも安い価格で販売している本をブックオフで購入して、アマゾンで売りさばくという裁定取引が一時期ブームになったりもした(今でも、自分の友人ではこれ一本で生活している強者がいる)。

 

業績面でも徐々にブックオフはアマゾンからの影響か、悪化が続いており、抜本的な改革の必要性に迫られていた。その答えがどうやら買い取り手法の改めであったようだ。

 

しかし、これは単に従来の古書店に近づいただけであり、買い取り価格の高騰および値付けの煩雑さからコスト増加を招くことは間違いない。個人的にはこれはブックオフ崩壊の序曲になるものと見る。

 

じゃあ、お前ブックオフはどうしたらいいんだよ!という意見もあると思うが、個人的にはCD・DVD・ゲーム・一般書籍を投げ捨てて、漫画に特化した中古書店になるのはどうかなと思う。漫画であれば、アマゾンでの中古市場はあまり育っているとは言えず、(なぜなら、配送料が250円かかるため、大抵の出品者が採算割れするため)このすきまで食べていくしかブックオフには生き残り戦略はないと思う所存である。

 

 

株主を軽視しつづけるKLab(通称蟹)、そして沈没へ

このところスマホゲーム屋のKLabの株主軽視の姿勢は目に余るものがある。

 

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2012年11月にメリルリンチによるMSワラント増資で希薄化、

2013年7月にクソ株専門投資会社Oakキャピタルの増資引き受け、

加えて2013年11月には中国企業やらドイツ銀行を相手とした増資と、2年で3回ものおかわり増資を繰り返した。

 

ここまで来ると、もはやゲーム屋ではなく株券印刷業が本業だと疑わざるを得ない。さらにまだまだ、悪行はある。

 

単月黒字化をちゃんと東証の適時開示に出さずにホームページにぶち上げた挙句、その直後特別損失で通期予想の下方修正出したり、最終的には社長がいつの間にか株売ってて、8億円の現金を手に入れてたり・・・ 

 

もはや株主を養分や財布としか思っていない典型的なクソ株企業といって差し障りはないであろう。まあ、すべての目算が狂ったのは2012年5月に業界全体で問題となった、コンプガチャ問題であろう。

 

これにより狙っていた収益アップ策がことごとく駄目になり(利益は一気に1/4になった挙句、その後さらに赤字転落)、新しい課金モデルとなり得るスマホゲームを開発するしか道はなくなった。しかし、この2年弱で一定程度ものになったのは、ラブライブのみと、おさみしい状態となっている。ぜひともモブキャストと一緒に地平線の彼方へ没していくことを、ただただ拝ませていただこうと思う所存である。

 

すごくわかりづらく、突っ込みどころ満載なKlabの決算説明

 http://matome.naver.jp/odai/2137369945606150701

 

なお、最近の凋落のせいで、人材が不足しているようであるので、誰か転職してあげてはどうだろうか?

 

KLabの人材応募に誰か応募してあげて!

http://matome.naver.jp/odai/2137777367367437101

 

社長本人もベンチャーは失敗しやすいと思っているみたいです。

 

エドウインがやばいが、次はジーンズメイトの番であろう

エドウインが事業再生ADRの申請を行った。

 

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131127-00010000-biz_shoko-nb

 

これは「借金返せないけど、ちょっと借金棒引きとかしたら、実はなんとかなるかもしれないから相談させてよ!」と金融機関とか債権者とかに交渉する手法である。こうなった原因は、どうやらリーマンショックの時にやった財テクの失敗でこげついた200億円らしいが(そして、経理が謎の自殺をしている)、そうはいっても本業の衣類が大丈夫だったら、ここまではならなかっただろう。つまり、本業も一定程度傷んでいる可能性が高い。

 

だが、エドウインは単なる前座であり、個人的な本丸はジーンズメイトである。

 

ジーンズメイトは1990年代に一世を風靡した会社であり、今の20~30代の記憶にはまだ鮮明に残っているかもしれない。ただ、商品は完全に「ユニクロ」の劣位互換となり、立地は「しまむら」とだだかぶり。

 

別に安くはないけど魅力のないジーンズ、なんかドンキ・ホーテっぽいごちゃごちゃした店内。端的に言えば、商品にも立地にも、店の作りにも魅力がないのである(つまり全部だめ)そしてその結果が5年連続営業赤字である。

 

純利益ベースで赤字でも、営業黒字ならまだ許せるが、5年連続営業赤字となれば、立派なクソ株界の仲間入りである。ただ、すぐにつぶれるわけではない。なんだかんだでジーンズメイト自己資本比率が非常に高く、現金同等物を相当に持っているので資金繰りが回ってしまっている。これではつぶれたくても、潰れられない!

 【ジーンズメイトの株価はここ5年以上下がりっぱなし】

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24時間営業なんてやめて、余計な店舗を取りあえずはバンバン潰していくしかないだろう。

 

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エドウインよりも、実は経営的にやばいジーンズメイト

 http://matome.naver.jp/odai/2138555496255992301

 

 

ヤフーファイナンスの掲示板の民度が絶望的に低い

プロ投資家でも、時々有益な情報があったりするので、2chとかヤフーファイナンスの掲示板を見たりします(まあほとんど使えない情報であることが大半ですが・・・)。

 

一般的には2ちゃんは「便所の落書き」であり、書き込む人もそれを前提に書いているので、多少人間の本性がむき出しになっていたとしても、全体的にはゆる~い感じの雰囲気になっています。しかしヤフーファイナンスの掲示板は違います。

 

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人は金が絡むと、エゴや本性というものを、オブラートなしでむき出しにします。罵倒・煽り・中傷等なんでもあり、そこには北斗の拳の世界が垣間見えるでしょう。頭の中では一時期株にも手を出していた小倉優子

「( ̄(oo) ̄)ノダハハハw」

みたいなコメントをしているのを想像するだけで、めしが5杯食べれます。

 

個人的にはステマ企業トレンダーズの掲示板にて、女社長に対して「変態性癖女」と何回もコメントしている人に、一抹の哀愁と万歳三唱をしたいものです。

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あ、トレンダーズがクソ株な理由も載せときますね

トレンダーズの株価が大暴落するこれだけの理由【クソ株】

http://matome.naver.jp/odai/2137760085277401601

 

上場したばかりなのに、もうモブキャストは終わっちゃうの?

モブキャストはこの前の業績予想修正で、

「純資産の半分弱を飛ばす程の赤字が出るよん♪」という投資家に死刑宣告に近い適時開示を出して、ヤフーファイナンスを賑わした極悪企業である。

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1101999

携帯ゲームはDeNA・グリーが火付け役、そしてスマホゲーム移行期にガンホーのパズドラやコロプラの黒猫ウィズ等短期間で百万単位でユーザーが増え、企業の利益が爆発的に増える夢を見させてくれた。そんなソシャゲバブル期に上場したモブキャスト、スポーツ系ソシャゲに特化したゲーム屋。

ただ当初から各所から「役員に反社会的勢力が多数存在する」という指摘事項を受け、白煙が上がっていたきなくさい会社である。加えて「ゲームがバグだらけ」「面白くない」という風評も広がり、会社の屋台骨を支えるヒット作なく、赤字に沈んでいったという経緯である。

 

Appstoreでも概ねモブキャストのゲームは200位以下と、とても採算ベースに乗る代物はない。このままでは債務超過まで短期間で進むことは間違いなく、今後2年以内に採算に乗るスマホゲームが出せなければ、万歳三唱だ。

 

だた、スマホゲーム業界は、あのパズドラを出したガンホーの孫社長でさえ「あんなん運いがいのなんでもない」という程、誰にも読めないことから、同様に株価も読めない動きが続くであろう。それだったら、もうすこし業績読みやすい成長企業の株を買った方がましだと思う筆者であった。

【NAVERまとめ】モブキャストの株価が大暴落するこれだけの理由【クソ株】

http://matome.naver.jp/odai/2138331568708809901

 

 

 

仕手株となっているグリムスの株価

急騰するグリムスは、完全に仕手株と化している。株価は見てわかるように、ここ最近で短期間で3倍近くに急騰している。

 

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そもそもこの会社は何をしている会社なのかHPを見てみると、

太陽光発電設備の販売

②水のレンタルサーバー販売

③節電ブレーカーの販売 

これだけを見るとエナリスのようなエネルギー関連銘柄のように見えるが、実際は単なる販売代理店である。言ってみればかのブラック企業光通信と同じような会社だ。

しかも役員は悪名高きテレウェイブの醜悪な面々が雁首を揃えている役満状態。 

 

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(採用ページでは某IT企業と誤魔化している・・・)

上場当初は限りなく節電ブレーカーの販売に注力していたが、適法なのかどうか微妙な押し売り電話販売や訪問販売にて、虚偽に近い説明を繰り返したため、当初は勢いがあったものの、すぐに失速するというオチになった。そこで悪名高き役員達は、「いかに営業員を酷使して利益を出せるネタ」ということでエネルギー関連や水ビジネスに注目したというわけだ。

かつてこの会社はユビキタスエナジーという名前であったが、節電ブレーカーの苦情が全く別の会社であるユビキタスという会社に行き過ぎて、ユビキタスが警告文を出した程でもある。

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加えて、採用ページを見れば「がむしゃらは美学」という大学生のノリのようなページを見せつけられる。こんな電話突撃押し売り会社に果たして企業的価値があるのかどうかは微妙なところ。

 

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また、以前にこの会社は従業員にボーナスを払わないことを決めて、賞与引当金を特別利益に繰り入れるというウルトラC的創造的決算を生み出したことも、考慮に入れるべきであろう。

 

そもそも自然エネルギー事態が脱原発の機運で若干の盛り上がりを見せているが、うさんくさい企業が集まる結果に終わりそうである。