仕手株となっているグリムスの株価
急騰するグリムスは、完全に仕手株と化している。株価は見てわかるように、ここ最近で短期間で3倍近くに急騰している。
そもそもこの会社は何をしている会社なのかHPを見てみると、
①太陽光発電設備の販売
②水のレンタルサーバー販売
③節電ブレーカーの販売
これだけを見るとエナリスのようなエネルギー関連銘柄のように見えるが、実際は単なる販売代理店である。言ってみればかのブラック企業・光通信と同じような会社だ。
しかも役員は悪名高きテレウェイブの醜悪な面々が雁首を揃えている役満状態。
(採用ページでは某IT企業と誤魔化している・・・)
上場当初は限りなく節電ブレーカーの販売に注力していたが、適法なのかどうか微妙な押し売り電話販売や訪問販売にて、虚偽に近い説明を繰り返したため、当初は勢いがあったものの、すぐに失速するというオチになった。そこで悪名高き役員達は、「いかに営業員を酷使して利益を出せるネタ」ということでエネルギー関連や水ビジネスに注目したというわけだ。
かつてこの会社はユビキタスエナジーという名前であったが、節電ブレーカーの苦情が全く別の会社であるユビキタスという会社に行き過ぎて、ユビキタスが警告文を出した程でもある。
加えて、採用ページを見れば「がむしゃらは美学」という大学生のノリのようなページを見せつけられる。こんな電話突撃押し売り会社に果たして企業的価値があるのかどうかは微妙なところ。
また、以前にこの会社は従業員にボーナスを払わないことを決めて、賞与引当金を特別利益に繰り入れるというウルトラC的創造的決算を生み出したことも、考慮に入れるべきであろう。
そもそも自然エネルギー事態が脱原発の機運で若干の盛り上がりを見せているが、うさんくさい企業が集まる結果に終わりそうである。